【作品案内】「聖火のキセキ」長崎

番組では、1964年に行われた東京オリンピックの聖火リレーの軌跡をたどり、各地で生まれた奇跡の物語にせまり、現代そして未来へとつながるレガシーを見つめていきます。

今回は、長崎がその舞台です。

1964年9月13日 熊本から長崎へと海を超えて渡ってきたオリンピックの聖火リレー。その道のりには様々な物語がありました。アトランタとシドニーオリンピックで 陸上1600mリレーに出場した、長崎県出身のオリンピアン・田端健児さんが、ナビゲーターとして〝長崎″のキセキに迫ります。

島原城で聖火台に火を灯す大役を任された聖火ランナー、井出一彌さんは、本番に向けて1.2キロのビール瓶を聖火に見立てて猛特訓し、リレーに臨みました。当日は聖火がつかないというピンチに見舞われながらも、なんとか無事に聖火は島原に迎え入れられました。

オレンジ色の聖火に魅了された長崎市内のランナー、井村啓造さん。長崎市内を走った井村さんは、原爆による被害を受けた家族の平和への思いを聖火に託し、多くの人に見てほしいと高く掲げました。街の中心へ近づくと、聖火を一目見ようと集まる大勢の人で立ち往生。ここでも聖火が消えそうになります。井村さんは予備のトーチに付け替えて、ピンチを切り抜けました。

長崎では、五島列島からも聖火ランナーが選ばれた。田端さんの陸上人生の礎を築いた恩師・中山亘久さんもその1人です。故郷有川で久しぶりに再会し、当時を振りかえる2人。沢山の人の思いがこもった聖火を繋いだ中山さんと、五輪1600リレーで前の走者がバトンを落下させた経験を持つ田端さん。繋ぐ難しさや大切さを共に語り合いました。

中山さんは、現在、県内のスポーツ選手対象の指導員として活躍しています。科学データに基づくトレーニングを提案する当時最先端の取り組みは、県内のスポーツ選手底上げに繋がり、五輪出場を果たす若者を輩出。そして、今も東京五輪を目指す選手たちがいます。東京マラソンで歴代4位の記録を出した井上大仁選手、田端さんの故郷・五島列島からはU20陸上世界大会出場の後藤颯汰君など「長崎から世界へ」「離島から世界へ」を目指す選手たちに期待がかかります。

「聖火のキセキ」長崎
2018年8月18日(土)17:25~17:50 NHK BS-1

プロデューサー 永野浩史
ディレクター  菅家 久
AD      安田佑介

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