「国際報道2015」特集“「一人っ子」の同性愛に揺れる中国”

NHK BS1 「国際報道2015」特集“「一人っ子」の同性愛に揺れる中国”
2015年2月17日 22:00~22:50

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現在、中国は推計で世界最多約4000万人の同性愛者がいるとされ、都市部を中心に全国的な広がりを見せている。彼ら同性愛者は、「同志」とよばれる。かつて、共産党員が互いを呼びあう時に使っていた言葉だ。同性愛は、中国で最大の親不孝と言われている。儒教の影響で「家系」を重んずるこの国では、家が代々続くことが“徳”と考えられてきたからだ。だが、中国は一人っ子政策のため子供は、一人。その唯一の子供が同性愛者となれば、『お家断絶』は間違いない。ご先祖様に申し訳が立たないというのだ。そのため同性愛は憎むべきものであり、1997年までは社会秩序を乱すということで「流氓罪」という罪に問われるほどだった。

広州にある「同性愛者親友会」は、中国全土から同性愛者やその親からの相談を受けつけている。その数、年間1000件超。番組では、「同性愛者親友会」の活動を通じて、一人っ子政策という特殊な状況の中で生まれてきた同性愛大国・中国の最新状況を伝えながら、この問題を見つめた。

ディレクター 何祖杰

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